中国で500万ユーザーを持つMMORPG「DEKARON」が日本で本格展開

岩本有平(編集部)2006年01月12日 23時48分
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 スープレックスと日本モリアは1月12日、中国で500万人のユーザーを持つMMORPG(Massively Multiplayer Online Role Playing Game:多人数が同一サーバに接続してプレイするオンラインロールプレイングゲーム)「DEKARON」を日本で本格的に展開することを発表した。

 DEKARONは韓国のゲームメーカーGame-HIが制作したMMORPGだ。2つの月が昇る大陸「トリエステ」を舞台に、異界の魔物「カロン」と戦うために「デカロン」と呼ばれる武器や魔法を開発した人間が戦うというストーリーになっている。2005年6月には韓国文化観光部・電子新聞主催の「今月の優秀ゲーム」PC・オンラインゲーム部門を受賞したほか、中国では500万ユーザー、同時接続数30万件を記録し、2005年11月に開催されたゲームショー「チャイナジョイ」では「2005年最優秀海外ゲーム大賞」を受賞している。

 現在、韓国と中国でオープンベータテストを実施しており、日本では2005年12月22日から2006年1月9日までクローズドベータテストが実施された。具体的な日程については発表されなかったものの、日本ではバグフィックスを実施したのち、2月中旬頃までのオープンベータテスト開始を目指す。また新しいキャラクターやシナリオ、マップなどを追加するアップデートも実施する予定だ。アップデートの時期については、安定性を重視してテストをふまえた上で改めて発表するとした。

公開されたイメージポスター

 スープレックスの代表取締役佐谷秀美氏は「DEKARONはFPS(First Person Shooter:1人称視点のシューティングゲーム)のような戦闘ができるエンタテイメント性の高いゲーム。日本でも楽しんでもらえると思う」と語った。スープレックスは映画の制作や配給などを主軸事業としている。ブロードバンドの環境が整い、音楽や映像といったコンテンツもオンラインで配信されている中で、主軸としていた事業もオンライン上でのコンテンツの提供が進んでいる。オンラインゲームへの参入というのはその延長線上にあるものだと考えており、新事業への「参入」という意識はないと佐谷氏は説明した。

 また、日本モリア代表取締役の松金俊英氏は「3年前、投資家はオンラインゲームを相手にもしなかった。去年のエポックメイキングとしてガンホーの上場があったが、オンラインゲームは今まさに注目を集めている」と説明する。日本モリアは韓国のゲーム配給会社などが出資し、2002年に設立した企業。エキサイトとともにオンラインゲーム「プリストンテール」の運営などを手がけている。

 サービスの運営については、スープレックスが権利処理や資金調達関連の業務を担当し、日本モリアがゲーム運営やサービス全般を担当する。

 ゲームの課金方式について、韓国や中国では月額課金とアイテム課金の併用を検討しているという。日本での課金方式については明言しなかったが、佐谷氏は「多くのユーザーが参加できる課金方式を検討している」と語った。日本でのオープンベータテストについて、目標ユーザー数などを明言しなかったものの「7万から10万の同時接続が可能な環境を準備する」とした。また、韓国ではDEKARONのノベライズ、コミック化を進めているが、日本でも同様の展開を目指している。

 会場にはゲーム中のキャラクターに扮したモデルやお笑いコンビのパンクブーブーが「DEKARON代表サポーター」として登場した。オンラインゲームに初めて挑戦したというパンクブーブーの2人は「ビジュアルがリアルで驚いた。入り口が広く奥が深い、そして操作が簡単で凄く楽しいですね」とゲームの魅力を語った。

 なお、動作環境は以下のとおり。

必要動作環境

  • CPU:800Mhz以上
  • メモリ:256MB以上
  • OS:Windows 98/Me/2000/XP
  • ビデオカード:32MB以上のVRAM
  • DirectX:9.0c以上

推奨動作環境

  • CPU:1.5Ghz以上
  • メモリ:512MB以上
  • OS:Windows 2000/XP
  • ビデオカード:128MB以上のVRAM
  • DirectX:9.0c以上

日本モリア代表取締役の松金俊英氏(左から3番目)とスープレックス代表取締役の佐谷秀美氏(左から4番目)

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