キヤノンシステムソリューションズは、スパイウェア検出・除去ソフトの新版「Spybot Search & Destroy(Spybot S&D) V1.4」を11月18日から販売する。希望小売価格はパッケージ版が5000円、ダウンロード版が3000円となっている。
Spybot S&Dは10月時点で3万以上の定義データを利用して、侵入したスパイウェアを検出・除去し、スパイウェアやハッカーツールの強制ダウンロードを防ぐ。基本ソフト(OS)のレジストリ情報の書き換えも検出することで、システム設定も保護する。
初心者でもスパイウェアを検出・除去できる標準モードと、専門的な操作ができる詳細モードを装備している。詳細モードでは、書き換えられたブラウザのポータルページを元に戻したり、インストールされたActiveXやBHO(ブラウザヘルパーオブジェクト)を無効化したり、通信しているプロセスを特定することなどができる。Windows上で稼働する。
購入してユーザー登録をすれば1年間のサポートとオンラインでの定義ファイル更新が利用できる。2年目以降の更新料は年間2000円。キヤノンシステムソリューションズは、今後1年間で3万本の売り上げを目指す。
Spybot S&Dは、2003年にアイルランドで設立されたSafer Networkingで開発された。現在は、ドイツで開発が続けられている。
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