文書作成に「間違い」はつきものだ。まずはとにかく文書を作成(執筆)し、一通りの文書になったらそれを見直す。表現や内容を変更することもあるだろうし、誤字脱字や不適切な表現を修正することもあるだろう。こうした文書の見直しと修正を「校正(校正作業)」と呼ぶ。
だが、校正作業はその専門職がいることからも分かる通り、決して簡単なものではない。いったん完成させた文書を見直すのは面倒なことだし、文書を作成した本人が校正すると、間違いを見過ごす可能性もある。そんな時こそ、一太郎2006の校正機能が役立ってくれる。
一太郎2006の校正機能は誤字脱字のチェックから、論文や報告書レベルのチェック、公用文レベル、そして英単語のスペルチェックといったように細かく分類されている。これらの校正スタイルは、自分で細かく設定して登録することもできるのだ。このため不要な校正を減らすことができ、よりスムーズに文書を作成することができる。
また、ユニークなのは「語句を一覧して確認する」機能だ。これはたとえば「文の始まりと終わり」と指定して、その部分だけを抽出して一覧する機能である。長い文書を作成したり、複数の文書を集めて一つにしたりすると、用語や語尾がバラバラになってしまうことがある。そうしたチェックも簡単な操作で行なえるのである。
先ほども書いたが、校正作業は思った以上に難しい。見落としを防ぎ、校正結果を統一させたいなら、一太郎2006の機能にまかせるのが一番だろう。一太郎2006の校正機能を、一定の基準に考えればいいのである。それだけの機能、性能は十分に確保されているのだから。
極端な話をするとニーズがあるなら、この機能のために一太郎2006を導入してもいいほどである。それほどまでに一太郎2006のふりがな機能は充実した存在となっている。たとえば学校で生徒向けの文書を作成する際、面倒なのは漢字にふりがな(ルビ)をどう付加するかである。
どういった基準で、どの漢字にふりがなをつければいいのか?
また、具体的にふりがなをどう設定してやればいいのか?
一太郎2006なら上記のような場合、文書全体に対してふりがなを設定するだけで済む。もちろん学年別に任意の漢字にふりがなを設定することもできるし、ふりがなにひらがな、カタカナを設定することもできる。
さらにすごいのは漢字1文字単位でふりがな(ルビ)をふる、モノルビ機能が性能アップしたことだ。もちろんふりがなを単語単位で設定することもできるので、必要に応じて切り換えることができる。しかもそれを文書に対して、一括設定できるのだ。
大げさな言い方ではあるがふりがな、ルビに困っているなら一太郎2006を使えばいい。そう断言できるほど、一太郎2006のふりがな機能は高機能である。
最近は作成した文書を、インターネット経由で送受信することも多くなった。それでも文書の終着点と言えば、やはり印刷である。一太郎シリーズも充実した印刷機能を提供し続けているが、一太郎2006ではさらに進化した機能が提供されている。
まず基本的な印刷機能としては、最終的な印刷物を冊子として扱うための設定、とじ方やとじしろなどを細かく指定することが可能になっている。学校や官公庁、ビジネスなどで少量の冊子、資料を作りたい場合、外注などしなくても一太郎2006なら簡単に低コストで冊子向けの印刷を行なうことができるのだ。
そのほか目立っているのは、一太郎2005にも搭載されていた機能であるが、やはりポスター印刷機能をあげておきたい。ポスター印刷では文書を複数の用紙に分割し、その印刷結果を組み合わせると1枚のポスターにすることができる。例えばA4用紙対応のプリンターで、A3などの大きなポスターを作成することができる。ポスター印刷の詳細設定では「印刷しないページ」も指定できるので、結果的に何も印刷されない部分は印刷せずに済む。
こうした多彩な印刷機能は、SOHOや学校、パーソナルユースで活躍してくれそうだ。
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