マイクロソフト、ケーブル放送局MSNBCから撤退

Anne Broache (CNET News.com)2005年12月26日 17時28分
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 NBC UniversalとMicrosoftは米国時間23日、NBC Universalが、ケーブルニュースチャンネルMSNBCの支配株式をMicrosoftから取得したと発表した。

 今回の契約により、General Electric傘下のNBC Universalは、MSNBCの株式82%を獲得するという。また、同社は、残り18%も2年後に獲得するオプションも得ている。本契約の金銭面に関する条件は、明らかにされていない。

 「MSNBCの支配権を得ることで、同局をNBCのニュース部門やケーブル放送基盤に完全に組み入れることが可能になる」とNBC NewsのプレジデントSteve Capusは述べた。

 Microsoftは10年前、1996年7月に開局したMSNBCに初期投資として2億2000万ドルを拠出し、MSNBC株式の50%を獲得している。しかし少なくとも2005年3月以降、MSNBCの業績が期待値を下回っているとして、Microsoftが同ビジネスからの撤退を検討しているとの報道が何回もなされてきた。

 ただし、オンラインニュース分野でトップの座にあるMSNBC.comについては、今後も両社が対等に株式を保有するという。

 MSNBC.comは黒字化するまでに8年の歳月を要したほか、MSNBCも視聴率争いで他局の後塵を拝することが多かった。しかし、NBC Universalが23日に発表した声明によると、MSNBCはこの数カ月で「主要な報道における視聴率」の獲得に成功しているという。

 Nielsen/Net Ratingsによると、MSNBC.comは、11月に2230万人のユニークビジター数を獲得しており、放送局やケーブルテレビ会社の系列ニュースサイトとして10カ月連続でトップの座を維持しているという。

 さらに、NBCは、インターネット事業を拡大する取り組みを既に開始している。NBCは11月、全米ネットワーク局としては初めて夕方のニュース番組をすべてウェブ上で無料配信することを決定した。

 Microsoftとしては、コンテンツ提供事業から撤退するのは、今回が初めてではない。同社は2003年、オンラインマガジン『Slate』をWashington Postに売却している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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