CBS NewsとAmerica Online(AOL)、そして、Associated Press(AP)とMSNは米国時間9日、ビデオクリップのネット配信に同意する契約を結んだことをそれぞれ明らかにした。
CBS Newsは9日、America Online(AOL)のニュースチャネルがCBSの最新ニュースをビデオとテキストで配信することを発表した。
両社によると、今回の提携では、ニュース速報を含むCBSNews.comのコンテンツがAOL Newsと統合されるという。CBSのコンテンツはAOLのメインのニュースページで配信され、詳細はCBSNews.comへのリンクをたどるようになる。ニュースはデザインを一新したAOL.comからも配信される。
これとは別に、APとMicrosoft傘下のMSNも、APのニュース配信を受けるウェブサイト用にオンラインビデオネットワークを共同で開発することを発表した。同ビデオネットワークの加入者には、MSN Videoプレイヤー、APが毎日配信するニュース、そしてこのビデオと一緒に配信するストリーミング広告が提供される。両社によると、広告収入はAP会員のウェブサイトと折半するという。APは現在、米国で新聞社および放送局3500社を会員としている。
この提携では、MSNが技術と広告付きのサービスを提供し、編集権限はAPが留保することになっている。同サービスの立ち上げは、2006年第1四半期になる可能性が高い。APの既存会員は、追加利用料を支払うことなくビデオフィードを入手できるようになる。ビデオフィードには、当初1日あたり約50種類の映像を含める。
ABC、CBS、Fox、およびNBCといったニュース放送局は、ビデオの一部を自社サイトで配信することができるが、ライブのニュース速報をオンライン配信することは許可されていない。先日も、NBCが夜のニュース速報をオンライン配信することになったが、太平洋側の各局が放送するまで配信を待たなくてはならなかった。
一方のポータルサイトは、ニュース関連企業との提携によってニュースサービスを充実させようとしている。Yahooは、ニュースを拡大するためCNN.comやABCと契約した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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