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ニュース解説:「iTunes経由のテレビ番組配信が本格化へ」

Josh Bernoff(Forrester Research)2005年12月07日 14時38分
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 Apple Computerが米国時間6日、iTunes Music Store(iTMS)からのビデオのダウンロード数が300万本を突破したと発表した。さらに同社は、「Law & Order」「Surface」「The Office」など、NBC Universalの保有するテレビ番組が新たに提供されることも明らかにした。

 先月、CBSとComcastがビデオオンデマンドに関する契約を結んだが、その前にわれわれが予想していたように、今後はiTMSで提供されるテレビ番組も増え、ケーブルテレビによるビデオオンデマンドなど他の代替手段を通じて配信される番組も続々と登場することだろう。

 iTMSで新たに提供されることになった番組のラインナップをよく見ると、どれも実は同じ会社の制作/配信した番組であることがわかる。Warner Brothersが制作し、NBCが放映している人気番組「The West Wing」がダウンロードできないのはそのためだ。

 こうした状況は、オンラインの音楽配信ビジネスが立ち上がった頃のことを思い出させる。当時、各レコード会社はアーティストとの契約を追跡するのは困難で、音楽のオンライン配信をすべてのアーティストが受け入れるには時間がかかるだろうと述べていた。ところが、iTMSは大ヒットし、お金が流れ込み始めた。そのうちに、契約に関する疑問はどこかに吹っ飛んでしまった。

 iTMSがビデオダウンロードで実際に利益を出すようになれば(ビデオが300万回ダウンロードされたということは、すでに600万ドルが関係者のあいだで分配されたことを意味する)、ここでも契約に関する問題は解決するだろう。WarnerとNBCが早急に決めるべきことは、利益をどのように分配するかだ。これらの基本的な契約がいくつかまとまってしまえば、前例ができたことになり、門戸が開かれることになるだろう。

 ケーブルテレビによるビデオオンデマンドやストリーミング配信、携帯電話のような他の配信手段にとっての教訓は、まず一部の人気コンテンツを手始めにビジネスモデルを確立する、ということだ。一旦お金が流れ始めれば、残りのコンテンツもこれに続くことになるだろう。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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