シンガポール発--シンガポール政府は、同国のデジタルメディア産業の発展のために、今後10年間で5億9050万ドルを投じることを約束した。
シンガポールのVivian Balakrishnan第2通商産業大臣(兼社会開発青年スポーツ大臣)は現地時間5日、この投資により2018年までに合計3万人の雇用を創出する見込みであると述べた。この内訳はデジタルメディア業界における6000人と関連業界における2万4000人である。
このBalakrishnan大臣の発言は、Electronic Artsによるシンガポール初のゲーム開発およびローカライゼーション設備立ち上げに際してのスピーチで行われた。Electronic Artsは、「The Sims」や「Need for Speed」など人気ゲームの開発会社である。
この投資は5年間毎の2段階で計画されており、シンガポール経済開発庁(EDB)が運営する。Balakrishnan大臣は、この投資は同国のメディア産業全体に対する包括的な計画の一環であると述べた。また、当局ではデジタルメディア産業により2018年までに59億ドルの付加価値アウトプットが産出されると予想していることも付け加えた。
EDBのマネジングディレクターであるKo Kheng Hwaによれば、この資金は4つの分野に投じられるという。これらは、Electronic Artsなどの外国企業の誘致、評判の良いメディア専門学校の招致による地元の才能の育成、研究開発、そして地元および海外のデジタルメディアプロジェクトのための地元投資家による立ち上げ資金である。
シンガポールにおけるデジタルメディアの領域としては、ゲームやアニメーション、特殊効果、ライセンス付与および知的所有権の管理、そしてマーチャンダイジングが含まれる、とKoは述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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