NTTレゾナントは12月5日、gooに開設した実験サイト「gooラボ」で、携帯電話での情報検索時に文字入力に代わって音声での情報入力が可能になった「スピーチ・アシステッド・サーチ」の実証実験を開始した。実験の対象機種は NTTドコモのFOMA 900シリーズと700シリーズだ。
スピーチ・アシステッド・サーチサービスは、携帯電話のインターネット機能を使って路線検索をしたいユーザーが、「gooラボ」の専用ページにアクセスし、音声通話にて駅名を音声入力することで、検索結果を携帯電話の画面上に表示させる。「goo路線」と連動し、発駅と着駅それぞれの駅名を個別に入力する方式と、発駅と着駅を一括で入力する2種類の音声入力による検索が可能だ。提供する検索サービスは、路線検索と駅時刻表検索の2種類ある。
同社では、「特に高齢者は携帯電話のボタン操作は不慣れだ」とする一方、「通話による音声認識で文字を入力する路線検索サービスも一部に存在するが、検索結果も音声で聞くようなサービスなので、改めて文字を入力したり、聞き誤りをしたりするなどの課題もあった」と既存サービスの問題点を指摘した。さらに、「利用に際しての事前登録を不要にして利便性を高めた」としている。
音声認識や合成技術には、NTTサイバースペース研究所が開発した最新の自由発話音声認識技術「VoiceRex2003」と、コーパスベース音声合成技術「Cralinet2005」を活用している。
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