音楽SNS「wacca」正式版を開始--自作曲のアップロードや販売が可能に

岩本有平(編集部)2005年12月01日 19時02分

 チームラボビジネスデベロップメント(TBD)は12月1日、リッスンジャパンと連携し、音楽試聴や自作曲のアップロード機能付きソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「wacca」を正式版として提供開始した。

 waccaは、TBDが運営する音楽をテーマにしたSNSだ。日記やコミュニティ、足跡、メッセージの送受信といったSNSの基本的な機能を備えるほか、リッスンジャパンが提供する10万曲以上の楽曲をサイト上で視聴、ダウンロードできる。さらに自分の曲をアップロードする機能を備える。ベータ版ではユーザー登録のために参加者からの紹介が必要な紹介制をとっていたが、現在は自由にユーザー登録できる。

 また、他の人が試聴した曲の履歴がわかる「楽曲試聴履歴機能」、日記やコミュニティで自分の好きな楽曲を推奨できる「レコメンド機能」、リッスンジャパンの提供する公式情報などを利用してアーティストのファンサイトを作成する「アーティストページ作成機能」がある。このほか、レコメンド機能のリンクを経由してリッスンジャパンで楽曲を購入した場合に、購入金額の一部をポイントとして付与する「アフィリエイトプログラム機能」も提供する。

 さらに、2006年1月からはユーザー自身の作った楽曲を販売できる「discovery store機能」を予定している。アフィリエイトプログラムの対象もリッスンジャパンの楽曲だけでなく、広く音楽関連商品へと展開していく。

 discovery store機能では、ユーザー(アーティスト)が音源と個人情報を含む情報を提供することで、レーベルなどを通さずにエンドユーザーに直接楽曲を提供できる。アップロード可能なのは、著作権管理団体に信託しておらず、アーティスト自身で著作権を保持し、管理している楽曲のみとなる。また、ダウンロード販売する楽曲にはDRM(著作権保護機能)を付加し、オーディオプレーヤーへの転送回数、CD-Rへの書き込み回数を制限する設定などができる。

 TBDでは2006年末までに10万人の会員獲得を目標としている。

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