ネットレイティングスは11月29日、10月の月間インターネット利用動向調査結果を発表した。
調査結果によると、ヤフーが10月3日に実施した「Yahoo!検索」の検索結果表示方法の切り替え(関連記事)にともない利用者の検索動向が大きく変化している。
従来優先的に表示されていたディレクトリ利用者数は20%減少、ページビューは19%減少したが、一方で新しく優先表示されるようになったロボット検索は利用者が2%増加しページビュー数も13%増加した。また、Yahoo!検索全体のページビュー数は9%増加し、1人あたりの利用ページ数も11%増となった。同時期のGoogleに調査結果では利用者数・ページビュー数ともに3%増となっており、Yahoo!検索の変化にともなう利用動向の変化が大きいことがわかる。
またヤフーが毎月発表するキーワードランキングでも「楽天+ショッピング」が75位に、「jr+時刻表」が215位にジャンプアップするなど、2語による組み合わせ検索が前月に比べて大幅に増加した。これもYahoo!検索が使用したキーワードと組み合わせて入力されることの多いキーワードを「関連検索ワード」として表示することが影響していると分析している。
ロボット検索が標準となっている日本以外のヤフーではディレクトリ利用率が非常に低くなっているという。しかし日本ではリニューアル後も「Yahoo!カテゴリとの一致」としてディレクトリを表示を残したことでディレクトリページビューを2割程度の減少に抑えることができ、Yahoo!検索全体では広告収入につながる総ページビュー数の増加に成功したとネットレイティングスでは分析している。
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