ヤフーは10月3日、予定どおりウェブ検索サービス「Yahoo!検索」を「Yahoo! Search Technology(YST)」によるロボット検索の結果を優先して表示する仕様にリニューアルした(関連記事)。
これまでのYahoo!検索では、Yahoo!サーファーがカテゴリに分類して登録したサイトを検索する「カテゴリ検索」と、YSTがウェブを巡回して関連サイトを検索する「ロボット検索」による検索結果を一覧で表示してが、今回のリニューアルでロボット検索を中心とする表示に切り替えた。カテゴリ検索の結果は、タブで切り替える。
リニューアルした検索は、これまでの日本語と英語に加えて、37言語のウェブサイトを検索できるようになった。さらに、英語ページに加え、中国語と韓国語のページも、日本語に翻訳して表示できる。
Yahoo! SEARCH BETAと比較すると、デザインが若干変更されている。BETAの時に検索結果のトップに表示されていた「よく検索されるワード」は、表示位置に変更はないものの名称が「関連検索ワード」に変わった。これは、検索したワードと組み合わせて入力されることの多いキーワードを表示する。たとえば、「温泉」で検索した場合には関連検索ワードとして「箱根 温泉」「温泉 旅館」「温泉 日帰り」などを表示される。
また、BETAでは「Yahoo!カテゴリ」「トピックス」などはスポンサードサーチの後に表示していたが、スポンサードサーチよりも上位に表示されるようになった。
ヤフーは、2004年5月に米Yahoo!が独自開発したYSTを全面導入し、検索精度の向上などを図り、2005年6月には検索に特化した試験サービス「Yahoo! SEARCH BETA」を実施してきた。現在Yahoo! SEARCH BETAのURL(http://beta.search.yahoo.co.jp/)にアクセスすると、検索に特化したYahoo!検索(http://search.yahoo.co.jp/)が表示される。
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