まずは音声案内でわかりやすいインストールを終了すると、「はがきおもて」と「はがきうら」「住所録を編集する」など機能別に分類されたウィザード風の「ガイドメニュー」が表示される。パソコンを使い慣れたユーザーにはウィザード風の操作が逆に面倒に感じる場合もあるが、はがきの作成にははっきりした使用目的があるし、この目的別のメニューの方が直感的に、迷わず使えてストレスも少なく感じた。
「テイスト別」「写真入り」など、作りたいはがきのデザインを選んでアイコンをクリックすると、楽々はがきのメイン画面が表示される。画面上部に設置された「コマンドバー」はこれから行う作業が左から順番に並べられているので、「イラスト」「文章」「背景」「差出人」「印刷チェック」「印刷」「保存」と、順を追って作業していけばOKだ。
それぞれのサンプルは写真を入れ替えるのも簡単なので、“これ!”と思ったデザインを選び、自分で撮影した写真に入れ替えればいい。この方法なら、自分で一から作るよりもずっとラクにオリジナルの年賀状が作成できる。具体的には、サンプルから入れ替えたい画像をダブルクリックするだけだ。入れ替えたい画像を右側に表示されるウィンドウから指定するほか、[フォルダから選択]→[デジカメ]ボタンをクリックすれば、接続したデジカメの中にある画像を直接指定することもできる(※1)。写真は自動的にセンタリングされて貼り付けられる。
※1:DCF規格対応のデジタルカメラのみ
調整するときは、その画像をダブルクリックすれば「写真スタジオ」が起動されてトリミングや大きさの変更が行える。 選んだサンプルデザインにレイアウトされた写真やイラストを調整するときは、まずその画像をクリックして選択する。すると、メイン画面の「ツールボックス」に[飾り・フレーム]、[トリミング]など主な効果がボタンで表示されるので、ここから操作すればOK。さらにひと手間加える作業には、「写真スタジオ」が便利だ。
写真スタジオは、「こども写真」や「家族写真」、「ペット写真」など、オリジナルの写真を使うときに特に便利に使えるツールだ。サンプル写真を右クリックして表示されるメニューから、[イラストの効果・編集]→[効果]を選ぶと[レタッチモード]で、[編集]を選ぶと[ペイントモード]で開く(画像を選択する前にメイン画面の「ツールボックス」から[絵を描く]を選んでも起動する)。[レタッチモード]の場合は写真と、[らくがき]の効果を別のレイヤーで扱う。画像に文字を重ねないなら[レタッチモード]で、フレームや手書き文字など加工したものも含めてフィルターをかけたいなら[ペイントモード]で開くといいだろう。
この写真スタジオでは、画像のサイズを変更したり、トリミングしたりといった基本的な作業から、[シャープ][ぼかし][キズ取り]などの補正ツールのほか、[すりガラス][モザイク]などのフィルター効果、[スタンプ]などの加工まで、はがきに貼り込む写真に行いたい加工が一通りできる。特に[整える]タブの[自由調整]では明るさやコントラスト、色合いなどスライダーで補正でき、かなり使い勝手がいい。
補正し終えた画像や、気に入った画像などは、付属の画像管理ソフト[デジコレ]に登録しておくのがオススメだ。もう一度素材から探し出したりせずフォルダで管理できるので、あとからの選択がラクになる。また、同じメイン画面のツールボックスから[フォントエフェクト]を選べば、[文字スタジオ]も利用でき、サンプルにはない言葉で装飾文字の作成もできる。サンプルに用意されていない文章や、インパクトを与えたいキーワードなどの作成に便利に使える。
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