楽々はがきには、年賀状の作成だけでなくオールシーズン使えるテンプレートも多く含まれている。年賀状と同じ住所録を使えるため効率もいい。
ソフトを起動してすぐの「ガイドメニュー」には、[サンプル切替]ボタンがあり、このボタンで年賀とオールシーズンの切り替えができる。オールシーズンの画面では、普段の封筒の宛名やタックシールなどを[はがきおもて]で、行えるほか、のし紙やポチ袋、名刺の印刷、便せん、カードなど、さまざまなサンプルが収録されている。探すと見つからない、でも今すぐ必要!という、人付き合いで必要なこまごました“便利アイテム”がここから印刷できる。「なんでも収録」されているというほどサンプル数は多くないが、かゆいところに手が届くセレクションで、必要十分。この手のソフトが1本あると安心できる。
また、飛び出す[立体カード]などのサンプルもあり、プリンターを使ってちょっとした“お楽しみ”アイテムも作れる。インストール時には、サンプル画像をハードディスクにコピーするかどうか選べるので、毎年一回しか使わない年賀状はCD-ROMのまま、一年を通して使うオールシーズンの素材はハードディスクにコピーするなどして、使い分けるといいだろう。
最初にも書いたが、この価格でここまで十分な機能がそろうなら、コストパフォーマンスは抜群だ。素材を数万点収録など、DVDで販売されている豪華な年賀状ソフトもあるが、「楽々はがき」の厳選された素材を見ると“自分にはこれで十分だな”と思ったのも確か。収録されている素材が使いやすいものが多いこともあるが、結局は使うのは数点のサンプルと数点の素材なので、要は“これ!”と思える画像があるかの問題なのだ、と再確認した。
楽々はがきのホームページには、収録されている「いぬ年テンプレート」が全サンプル掲載されているので、自分の気に入ったテンプレートがあるかどうか、チェックしてみてもいいだろう。気に入ったサンプルと、わかりやすいメニューを持つこのソフトなら、今年の年末こそストレスなく、年賀状作りを楽しめるのではないだろうか。
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