Connell氏は2006年から始める予定の有料検索広告「adCenter」にも期待を寄せた |
ただ単なるRSSリーダーではなく、「便利ツール(Gadget)」と呼ばれるさまざまな機能もプラスできる。便利ツールはテキストや画像の表示だけでなく、ゲームなどもプレイが可能だ。11月の発表から2週間ほどで、すでに数百のガジェットが外部の開発者から寄せられており、そのうち優良なものを60ほど提供している。このほか、ユーザーが常にウォッチングしていきたい検索ワードの検索結果を常に表示することができる。
「私達がプラットフォーム構築として考えているビジョンの1つです。これらの機能によって、ユーザーはサイトをコントロールし、レイアウトをカスタマイズできるようになるのです」
これによって、Connell氏は今後のインターネットの方向性が見えてくると考えている。そして、広告、デジタルマーケティングを考える上で「5年後にはどうなっているか」を念頭に置き、これから広告会社やマーケティング担当者は、ユーザーとのコミュニケーションの頻度、ユーザーのブランド接触時間、マーケティングキャンペーンのROI(費用対効果)をリサーチしていくべきだと提案した。これまでの広告では効果を図ることが難しかったが、ウェブではそれも可能になる。広告はポップアップのようなものではなく、ユーザーが許可した広告を提供していくこと。そしてユーザーと対話をし、ブログやRSSなどで継続させることでビジネスチャンスが広がっていく。
Microsoftの使命は、プラットフォームを開発していくこと、そしてそれを拡大し、さまざまなデバイスで使えるようにしていくことだとConnell氏は述べた。
「多くの人と接触を試みたい。業界のパートナーシップを築き、今こそ革新、創造を共に築かなければならないのです。それによって素晴らしいコンシューマーシナリオを作ることができのですから」という言葉で講演を締めくくった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」