大量メール送信型ワーム「Sober」の亜種3種類が出現

Joris Evers (CNET News.com)2005年11月16日 15時25分
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 Soberの亜種が3種類出現し、電子メールを通じて感染を広げている。電子メールに添付されたワームプログラムは、クリックされただけで実行されてしまう。

 フィンランドに本社を置くF-Secureによると、今回出現したSoberワームの亜種は、ウイルス対策プログラムの機能を停止させることができるという。なお、最初のSoberワームは2003年に発見されている。

 ウイルス対策企業Kapersky Labは、同ワームに感染した電子メールを大量に発見し、それらがユーザーの手元に届くのを阻止したと、ウェブサイトに掲載した文書のなかで述べている。同社によると、これらのメールは無差別に大量配信されているという。Kaperskyではこれらの亜種をそれぞれ「Sober.u」「Sober.v」「Sober.w」と呼んでいる。

 ドイツ警察当局のインターネットセキュリティ担当は現地時間14日に、Soberの襲来について警告を発していた。ドイツでは数カ月前に、右翼的なメッセージをばらまくSoberが出回っていた。

 また10月には、学校のクラス写真を装って送られてくるSoberワームの亜種も発見されている。

 Soberは、ハイジャックしたWindowsコンピュータを踏み台にして、スパムメールを送信する。スパムメールの大量送信は、サーバに過重な負荷をかけるほか、ネットワークのパフォーマンスを悪化させる。

 セキュリティ対策企業は、添付ファイルを開く時は慎重になるようユーザーに呼びかけている。感染したメッセージの件名はランダムに付けられており、なかにはタイトルがないメッセージもあると、Kaperskyは述べる。

 ウイルス作者たちはセキュリティ研究者に向けて「Use your debuggers, it's fun(デバッガーを使え。楽しいよ)」というメッセージをコードに残している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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