ヤフーは11月15日、メールサービス「Yahoo!メール」で、受信時の迷惑メール判定に利用している「迷惑メールフィルター」の判定技術を送信メールにも導入し、Yahoo!メールのアカウントIDより送信される迷惑メールの規制を強化した。
ヤフーによると、送信元がヤフードメイン(yahoo.co.jp)で表示されている迷惑メールの大半は、送信元を詐称する「なりすまし」メールだという。すでに、なりすましメール対策として、送信元ドメイン認証技術「DomainKeys」を導入しており、送信者と受信者それぞれのメールサーバがDomainKeysに対応していればドメイン詐称を判断できるようになっている。
しかし、現在もYahoo!メールのアカウントIDから送信される迷惑メールが後を絶たないため、今回さらに対策を強化した。
これまでも、短時間にある一定量のメールを送信したり、同じ内容のメールを大量に送信したりした場合にメールの送信を制限してきたが、これに迷惑メールの判定技術を導入することで、より早く効率的に迷惑メールの大量送信を規制する。こうした行為をした場合、ユーザーへの通知なしでYahoo! IDを削除することもある。
ヤフーではこれらの規制により、Yahoo!メールを利用して送信される迷惑メールを現在の半分以下に抑えることを目指す。
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