楽天が運営する「楽天リサーチ」と三菱総合研究所は11月10日、携帯電話の情報流出リスクなどに関する「第18回携帯電話コンテンツ/サービス利用者調査」の結果を発表した。
今回の調査は、携帯電話の情報流出リスク、高齢な両親とのコミュニケーションに関するもの。調査は9月30日から10月4日にかけてウェブ上で実施された。回答者数は2460人(男性50.0%、女性50.0%)、年齢層は15歳から69歳となっている。
携帯電話の紛失時に流出が心配な個人情報としては、77.2%のユーザーが自分自身の携帯電話番号と回答。以下、知人の携帯電話番号が74.2%、家族の携帯電話番号が68.2%と、登録された番号の流出が懸念されている。プライバシー情報では、受送信メールの内容が57.7%でトップ。次いで受送信メールの履歴が51.2%と、今や情報交換に欠かせないメールが、スケジュールやサイト閲覧履歴を上回る結果となった。
また、過去1年間に携帯電話を紛失した経験のあるユーザーは2.7%とそれほど高くない割合だった。
紛失時の対策としてダイヤルロックを実施しているのは24.3%で、実施の必要がないと言う層が50.7%となる。また、「実施したいがやり方がわからない」とする層が中有高年層を中心に25.0%を占めた。
そのほか、アドレス帳を通信事業者のネットワークに保存しているユーザーはわずか2.8%。紛失した携帯電話のデータを通信事業者経由で消去するサービスについて、「今後登録したい」が11.9%、「今後登録を検討したい」が57.5%と約7割が前向きだが、その一方で「すでに利用している」と答えたのはわずか1%と、情報流出を不安に思いながらも万全な対策をとっているユーザーはそれほど多くないという結果が出た。
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