猛烈な勢いで人材採用を進めるグーグル--3カ月で800人追加、さらに1000人も - (page 2)

Elinor Mills (CNET News.com)2005年11月02日 08時00分

 GoogleのInformation Services Technology担当シニアディレクターDouglas Merrillは先週、サンフランシスコで開催されたVortexSF 2005カンファレンスで講演し、今日の労働市場は動きが早すぎて「専門家」を雇うのは不可能だとGoogleでは考えていると語った。同氏によると、Googleはむしろ「学習者」を求めているという。

 「われわれは常に、現在の職では能力を持て余していて、次の段階の職に就く心の準備が出来ている人材の確保に努めている」とMerrillは述べる。

 Googleにはオンライン応募者のトラッキングシステムがあり、求職者と求人募集を行っている人々(社内の広範なグループ)はそれを使って、情報を送信し合っている。

 その後、Googleの採用担当マネジャー以外の従業員で構成される委員会のメンバーらが、全ての資料に目を通し、応募者に関する全ての情報を評価している。

 Googleの従業員も同様の方法で評価されている。従業員は誰でも、情報を公に提示し、他の社員に内容をチェックしてもらうことができる。さらに、同社の社員なら誰でも、他の社員が取り組んでいるプロジェクトについて情報を入手することができる。

 Merrillは、Googleの人材採用と社員評価の方法について、どちらも変わっていることを認めている。

 同氏は、「われわれは自分を生きている実験台と考えている」と述べ、さらに「われわれの行動は明らかに非効率的だ・・・問題は、その負担の見返りは何かという点だ」と語った。

 そのような厳格な基準があれば、Googleは最高の人材や最も優秀な人材を決して見逃さないだろう。同社は2005年の夏、学生を対象としたプログラミングコンテストを開催した。また同社は、自社のコードに対しハッキングを行ったり、その結果として面白い機能を実現した人物を雇用するケースも多い。Paul Rademacherもその1人だ。Rademacherは、Google MapsとCraigslistの不動産情報を組み合わせたHousingmaps.comという、Google Mapsにとって最初のマッシュアップを作成した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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