バーゲン情報を追うウェブサイトによると、Wal-MartとHewlett-Packard(HP)は、今年の感謝祭の休暇シーズンに低価格のデスクトップPCとノートPCを投入し、ライバルを圧倒しようという戦略のようだ。
小売店の価格情報を掲示するウェブサイト、Black Friday 2005に、Wal-Martが新聞の折り込み広告用に用意したと見られる画像のスキャンが掲示された。それには、HP製の398ドルのノートPC、398ドルのLCD画面つきデスクトップPCが並んでいる。予定通りであれば、このノートPCのバーゲン価格は、主要WindowsノートPCの中でも最安値となりそうだ。
広告に掲載されているノートPCは、Advanced Micro Devices(AMD)の「Sempron 2800+」プロセッサ、258Mバイトのメモリ、40GバイトのHDD、CD-RW/DVDドライブを搭載、15インチの画面を持つ。
デスクトップPCは、「Sempron 3000+」プロセッサ、512MBのメモリ、40GバイトのHDD、15インチのLCD画面を持つ。
感謝祭の後の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれる、米国にとって年最大のショッピングデーとなるが、この2台はこの期間に行われる目玉バーゲンの1つとなりそうだ。
このWal-Martのセールを「かなり好戦的」と見るのは、The NPD Groupのアナリスト、Steve Bakerだ。「だが、399ドルのノートPCは今後他社からも登場するだろうし、ブラックフライデーにはこのほかにもバーゲン製品がでるだろう」とBakerは続ける。
HPは今年、小売店での値引きに積極的だ。9月の新学期シーズン前には、リベート後の価格が499ドルというWindowsマシンを販売していた。それ以前にも、Wal-Martなどの小売店はノートPCを499ドルで販売していたが、プロセッサがVIA Technologies製で、OSがLinuxという場合がほとんどだった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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