Apple Computerは、iPod部門の統括者が2006年に退職することを控え、同部門の新しいリーダーをはじめとする新人事を発表した。
Appleは米国時間14日、Jon Rubinsteinが務めてきたiPod部門シニアバイスプレジデントの業務を2006年より、Tony Fadellに引き継がせることを発表した。Tony Fadellは現在、AppleでiPodの開発作業をまとめる役割を担っている。Rubinsteinは2006年3月に退職する予定だ。
Appleはまた、COOにTim Cookを採用することも発表した。Cookは現在、同社のCSO(Chief of Sales:最高セールス責任者)を務めており、2004年にCEOのSteve Jobsががんの手術を受けて休職した際にも、CEO職を代行した経験を持つ。
Cookは1998年にAppleに入社し、3年前よりワールドワイドセールス&オペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めている。Cookは今後も引き続き全世界の営業部隊をまとめ、Macintosh部門を率いる予定だ。
「Timはこの2年間、エグゼクティブバイスプレジデントとして活躍してきた。Timの功績を昇進という形で公式に認める良い時期がきた」とJobsは声明で述べている。
FadellはiPodの作業に加わるため、2001年にAppleに入社した。それ以前は、Philips Electronics、General Magicに勤務した経験を持つ。Jobsは声明で「Tonyは、iPodの開発チームの大部分の作業を指揮しながら、すばらしい功績を上げてきた。業務の引継ぎも円滑に行われるものと考えている」と述べた。
Appleは先週、ビデオ再生機能を持つ最新のiPodを発表した。iPodはこの数年間、Appleの復活を支える役割を担っている。Appleは2005年7〜9月に、前年同期比3倍増に相当する650万台のiPodを販売した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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