検索連動型広告を使いこなすための「オーバーチュア サーチマーケティング・カレッジ」

藤本京子(編集部)2005年09月22日 20時03分

 オーバーチュアは9月22日、同社の検索連動型広告「スポンサードサーチ」を利用する中堅企業や個人事業主を中心とした広告主を対象に、スポンサードサーチの効果的な利用法を学習するための「オーバーチュア サーチマーケティング・カレッジ」(SMC)を開校すると発表した。

 オーバーチュア 取締役 サーチマーケティング戦略本部長で、SMCの学長に就任した泉浩人氏は、同校を開校するに至った背景として、「広告主のプロフィールが多様化し、問い合わせの量が増加したことに加え、質問内容も高度になってきた」ことを挙げている。

「広告効果の向上が市場活性化にもつながる」と、SMC学長に就任した泉浩人氏
また、「Eコマースの中にマーケティングという概念が持ち込まれた現在、顧客獲得コストやROIなどをどのように計算していいのかわからない広告主も多い。さらに、検索連動型広告は“広告”であると同時に“検索結果”としても成立する必要があり、キーワード選びの重要性や、入札順位とクリック率の関係なども理解しなくてはならない」と泉氏は述べ、学習する場に対するニーズが高いことを説明した。

 SMCの目的は、広告主の問題を解決することにある。それが広告効果の向上につながり、検索連動型広告市場の持続的成長に結びつくからだ。SMCで提供されるカリキュラムは、インターネット広告の習熟度や目的に応じて、初級、中級、上級コースが用意される。初級向けのコース内容は、ネット広告の比較や用語解説、広告活用術など。中級向けでは、キーワード捜しの方法や、タイトルと説明文の作り方、広告の掲載ガイドラインなどが解説される。上級向けでは、効果測定レポートの分析の仕方や、戦略的な入札管理方法、サイトリフォームなどについての講座を予定している。

 受講料は1回につき3万円からで、内容によって料金が異なる。定員は各コースとも50名。10月19日に第1回目のコースが開講される予定だ。同日のほか年内には、11月9日、11月16日、12月7日の開催が予定されている。

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