インデックスは9月7日、ナムコの子会社で映像事業を展開する日活を買収することで基本合意に至ったと発表した。ナムコが保有する日活の株式の過半数を、9月28日にも取得する予定だ。
一部報道では取得金額について「40億〜50億円程度」としているが、インデックス広報部では「大きく異なることにはならないと思うが、現時点では取得金額および取得株数共に未定」としている。役員人事等についても未定だという。
この買収によりインデックスは、日活の持つ豊富な映像資産を、インデックスの子会社でビデオ・オンデマンド(VOD)事業を行うネオインデックスに提供するほか、新しい監督を起用して、現在の世相やマーケットにあった作品が提供できるよう、関係者から資金を集めて企画を進める映画製作ファンド方式を推進する。また、テレビや携帯電話、インターネット、雑誌など、複数のメディアを用いた連動企画やPRも展開する予定だ。
インデックスでは、日活の資源が生かせる戦略パートナーとの提携も進めている。また、同社グループの海外網を使い、アジアや北米、ヨーロッパに向けて日活作品を配給することや、ライセンスビジネスの強化、海外映画スタジオとの提携も視野に入れているという。
なお、ナムコは日活の株式について、USENに譲渡する方向で4月より検討していたが、8月15日に白紙撤回となっていた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス