カリフォルニア州ソノマ発--Infineonは、まもなく登場するXbox 360向けに同社の高密度メモリを供給することになった。Infineon幹部が米国時間29日に明らかにした。
Infineonは同日アナリスト向けのイベントを開催したが、そのなかで同社の幹部は、同社が着脱可能なDRAMのほか、無線コントローラを駆動する統合型チップおよび先進型セキュリティチップなどの主要コンポーネントを提供していくと述べた。
Xbox 360は、米国では11月に発売になると見られていている。なお、今回の契約に関する金銭面の詳細は明らかにされていない。
Infineonの幹部らは、Xbox 360には高速なブロードバンド/無線接続機能が搭載されることから、ユーザーは同ゲーム機を使って家庭向けのコンテンツにアクセスできるようになる点を指摘した。
「Xbox 360には、しっかりとした機能が数多く搭載されている」と、Infineon North America社長のRobert LeFortは、同イベントのなかで語った。
Xbox 360には、IBMのPowerPCプロセッサがもたらす膨大な計算処理能力に対応するために、大量のメモリが搭載されると見られている。このPowerPCプロセッサは、それぞれ3.2GHzで動作する3つの対称型コアが含まれる。また、Xbox 360は20Gバイトのハードディスクや、ATIが提供する500MHz動作のGPUを搭載し、HD(高品位)映像ゲームをサポートする。
すでに明らかにされているように、Xbox 360には512MバイトのグラフィックDRAM、700MHzで動作するDDR DRAMコントローラ、256Gbpsのメモリ帯域を持つ拡張DRAMチップが搭載される。
Infineonは、Microsoftと委託製造契約を結んだFlextronics International、Wistron、Celesticaの3社に、メモリコンポーネントを提供することになる。
Microsoftは、Xbox 360の発売後最初の12〜16カ月間で1000万台の販売を見込んでいる。それに対し、調査会社のKagan Researchではやや控えめな予想を出している。同社によると、Microsoftは2007年までに1100万台を販売するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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