Microsoftは米国時間9日、8月の月例パッチとして、Windowsの脆弱性に関する6件のセキュリティパッチをリリースする予定だ。
Microsoftが4日に公式ウェブサイトへ掲載した告知によると、少なくともこのうちの1件は、同社の評価基準で最も危険性が高いとされる「緊急」レベルのものになるという。
ウェブサイトの告知では、影響を受けるWindowsのコンポーネントは特定されていない。今週に入り、セキュリティ企業eEye Digital Securityが、Windows 2000およびInternet Explorerに深刻な脆弱性が存在していることを発見したと公表している。Microsoftではこの問題を調査中だと、同社の関係者は話している。
パッチのリリースに加え、Microsoftは9日に、セキュリティとは関係のない「優先度の高い」アップデートをWindows向けに発表するとしている。同日には、「Windows Malicious Software Removal Tool」アップデート版の定期リリースも予定されている。このツールは、コンピュータに侵入した悪質なコードを検知し、除去するためのものだ。
4日に掲載された告知には、Windows用パッチを適用したあとは、コンピュータの再起動が必要になるという注意書き以外の情報は含まれていなかった。
ワシントン州レドモンドに本社を置くMicrosoftは、毎月第2火曜日に行う月例パッチリリースに先立って情報を公開し、ユーザーがインストールの準備をできるよう配慮している。Microsoftは7月に、2件のWindows向け告知と1件のOffice向け告知を発表したが、これら3件はすべて「緊急」と評価されていた。
Microsoftでは、ユーザー側の特別な操作なしに拡散する、悪質なインターネットワームに関わるセキュリティ問題は、常に「緊急」レベルと評価している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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