Mozilla Foundationは現地時間21日、Firefoxの次期バージョンの開発が数カ月遅れていることを認めた。
Mozillaは以前、同グループのウェブサイトで、Firefoxの次期メジャーリリースであるバージョン1.1を7月にリリースするとしていた。しかし、Firefoxの開発を率いるエンジニア、Ben Goodgerは20日、同グループのロードマップを見直し、バージョン1.1のリリースが8月以降になるとした。
Mozilla Europe会長のTristan Nitotによると、Firefoxへの新機能追加には「当初の予想より時間がかかっている」という。
当初の計画よりも追加する機能が増えたため、次期リリースは「Firefox 1.5」になったと、Nitotは述べた。「開発内容が当初の計画より大幅に充実しているため、バージョン1.1ではなく1.5と呼ぶ方がふさわしいと思う」(Nitot)
Mozilla Foundationでは、Firefox 1.5のベータ版を8月にリリースする予定で、最終バージョンは9月ごろになるとしている。Nitotによると、開発が遅れる可能性が高いことから、Mozillaではたいていの場合、リリース日を明言しないことにしているという。
「われわれがリリース日を明らかにするのは珍しい。リスクの高さをを承知しているからだ。ソフトウェア業界に長くいる経験から、私には日程に関してコミットすることなどできない。ほとんどの場合は間に合わないことが分かっている」(Nitot)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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