松下電器産業は、大ヒットしたデジタルカメラ「LUMIX」FXシリーズの新モデル「DMC-FX-9」など3製品を発表した。いずれも8月26日より発売する。
コンパクトサイズで600万画素にレベルアップした「DMC-FX9」 |
2004年8月に発売した同社の「DMC-FX7」は、イメージキャラクターに浜崎あゆみを立てて「手ブレしない」を前面に打ち出して成功し、8カ月のロングランとなった。2005年6月には、その後継となる「DMC-FX-8」を発売したばかりだが、500万画素から600万画素にアップし、画像縦横比3:2での撮影も可能になった上位モデル「DMC-FX9」が登場した。店頭予想価格は5万円前後。
840万画素CCDを搭載し、画像縦横比16:9のワイド写真を撮影できる「DMC-LX1」は、店頭想定価格6万3千円前後。16:9に加え、通常のコンパクトデジタルカメラの縦横比である4:3、一眼レフタイプのデジカメや35mmフィルムと同じ3:2と3つのモードは、レンズの上部にあるスイッチでカンタンに切り替え可能だ。
光学12倍ズームに加え、EX光学ズームで最大19倍(300万画素時)の望遠撮影ができる「DMC-FZ30」は、店頭想定価格7万5千円前後。800万画素CCDを搭載し、高倍率ズーム時に発生しやすい「手ブレ」も、独自の「光学式手ブレ補正ジャイロ」により、失敗を低減できるとしている。
松下では、デジタルカメラの世帯普及率が2005年に60%に達したのを受け、より性能を求める「第二フェーズへ突入した」として、さらなるニーズの拡大に期待を寄せる。買い替え/買い増し需要が5割を占めると見ており、購入者の3人に1人が女性で、年代別に見ると40代以上が6割という。
同時に、2GBのSDメモリーカードを発表した。最大20MB/sの高速転送タイプで、店頭想定価格は3万5千円前後。5MB/sの2GBモデルは、1カ月遅れ程度で発売する見込みだ。SDカードの普及率は、現在全体の7割という。同社の薄型大画面テレビ「VIERA」やDVDレコーダー「DIGA」などにもSDカードスロットは搭載されており、撮影した写真画像をリビングの大画面テレビで手軽に楽しむこともできる。デジタルカメラのみならず、テレビやAV機器など多彩なラインアップを持つ強みを生かし、「写真とAVの融合によるデジタルカメラ文化を提案していく」としている。
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