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オラクル、第4四半期決算--新規ライセンス売上増で増収増益

Matt Hines(CNET News.com)2005年06月30日 12時36分
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 Oracleは米国時間29日、第4四半期の決算を公表した。データベースソフトウェアおよびエンタープライズアプリケーションの販売が好調だったことから、同期の売上は金融アナリストの予想を上回るものとなった。

 5月31日締めの同四半期における売上は38億8000万ドルで、前年同期の30億8000万ドルから約26%増加した。また、純利益は10億2000万ドル(1株あたり20セント)で、前年同期の9億9000万ドル(1株あたり19セント)から3%の増加となった。

 特別科目を計算に入れない場合、Oracleの利益は13億6000万ドル(1株あたり26セント)となる。Thomson First Callがアナリストを対象に実施した調査では、1株あたり利益の予想値が23セントとなっていた。

 Oracleによると、同社では今年はじめに買収したPeopleSoftの統合が順調に進んでいるという。

 同社共同社長のSafra Catzは声明のなかで、「PeopleSoftの統合が迅速に進んでおり、それが同四半期のアプリケーションの売上および利益の力強い成長につながった」と述べた。

 Oracleによると、同四半期にはデータベースとエンタープライズアプリケーションの両方で新規ライセンスの売上が増加し、それが好調な業績に結びついたという。同四半期のソフトウェア関連の総売上は、前年同期比24%増の31億2000万ドルで、そのうちデータベース/ミドルウェアライセンスの売上は前年同期比16%の12億6000万ドル、またアプリケーションライセンスの売上高は昨年同期比52%増の3億5000万ドルだった。さらに、サービス関連の売上高は昨年同期比35%の7億5500万ドルに達した。

 同社CEOのLarry Ellisonは、投資家との電話会議のなかで、今回の決算は主力ビジネスが好調を維持していることを反映したものだと説明し、特にデータベース分野ではIBMを、そしてミドルウェア分野ではBEA Systemsなどのライバル各社を抑えて、同社が契約を獲得し続けていると述べた。

 しかし、Ellisonは話の大半をアプリケーション分野の話題に費やした。この分野では、OralceとSAPが白熱した戦いを続けてきている。OracleがPeopleSoftの統合に取り組むなかで、SAPはこの体制の移行が潜在的な弱点になるとして、Oracleの顧客にSAP製品への乗り換えを促そうとしてきた。SAPはまた、いわゆる安全移行プログラム(「Safe Passage Program」)を実施し、SAP製品への切り替えを考えるOracleユーザーにライセンスのディスカウントを提供している。

 Ellisonによると、SAPのこうした努力にもかかわらず、Oracleは急速にアプリケーションビジネスを拡大してきており、とくに北米市場では、新規ライセンスの売上が第3四半期に比べて75%増加したという。加えて、Oracleは同四半期にPeopleSoft買収を完了できなかったことから、旧PeopleSoft製品の新規ライセンス売上分にあたる2億7500万ドルを計上できなかったと、Ellisonは説明した。

 「この分の売上を加えた場合、同四半期の売上は過去2番めに高い数字となる。さらに、われわれはアプリケーションビジネスの市場でシェアを拡大しており、特に特定の地域や業界ではそれが顕著だ」とEllison。「SAPはこの分野でとても強力な競争相手だが、しかし北米市場のように、われわれのほうがはるかに強い地域もいくつかある。アプリケーションビジネスについては、国ごと、業界ごとにみていく必要がある」(Ellison)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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