ジャストシステム、XMLをデスクトップでも活用へ、開発・実行環境を提供

BCN(Business Comupter News)2005年06月29日 00時00分

 ジャストシステムは、統合XMLアプリケーション開発・実行環境「xfy(エクスファイ)Basic Edition 1.0」と2種類の開発ツールを6月28日に発表した。また、開発者向け評価用の「xfy Basic Edition 1.0 β版(英語版)」を「xfy専用サイト」でダウンロード提供する。これまでサーバー側での利用が主だったXMLが、ユーザーのデスクトップ上でも簡単に活用できる。

 以前からXML文書を作成する環境や編集を可能とする環境は個別に提供されていた。しかし、ユーザーがXML文書を作成、編集から閲覧まで簡単に実行できる統合的なソリューションはなく、今回発表した「xfy Basic Edition 1.0」は、ユーザーの要望を解決する初めての開発環境とプラットフォームとなる。

 具体的に「xfy Basic Edition 1.0」は、(1)XML文書の作成・編集環境、(2)アプリケーション実行環境、(3)アプリケーション開発基盤環境――の3つを統合的に提供する。製品版は今年10月に英語版と日本語版の同時出荷する予定。

 主な特徴として、文字や画像、表などの多様な表現が混在したXML複合文書を1つのシームレスな文書としてクライアント画面上に表示し、新規作成、編集、閲覧が容易にできる操作環境を提供。また「アンリミテッド・ネスティング」を代表とする拡張性ある設計思想によって、将来のどのようなXML文書でも編集できる操作環境を世界で初めて実現した。

 XML文書の作成・編集ツールであると同時に、XMLデータの処理手順などが記述された「xfyコンポーネント」と呼ばれるプログラム実行環境、およびアプリケーション開発環境が統合されている。 コードはすべてJavaテクノロジーで作られており、Windows、Linux、UNIXなど複数のプラットフォームで動作可能。

ジャストシステム

「xfy」

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