ジャストシステムは6月7日、ウェブブラウザ使用時にキーボードを使わずマウスのみで文字入力が行える日本語入力システム「モジット」のダウンロード提供を開始した。使用制限期間のないテクニカルプレビュー版として、同社のウェブサイトATOK.comで無償提供する。
モジットは、携帯電話のテンキー入力方式インターフェースを採用した日本語入力ツール。Internet Explorerを使用中、検索ウインドウやアンケート記入エリアなどテキスト入力領域にマウスカーソルを重ねると、自動的に起動する。
入力は、モジットのキーボード部をクリックし、入力したい文字を先頭から順にマウスで選ぶ。予測変換機能を備えており、候補表示部に予測候補が表示される。候補のなかから希望する文字をクリックすると入力が確定する。予測候補が表示されない場合は、“変換タブ”を押せば通常の日本語入力システムと同じように変換できる。
ある特定分野に適した入力を行いやすくするため、表示する予測候補のジャンルを切り替える“カートリッジ”機能を搭載した。一般的な文章入力に適した「標準」のほか、「インターネット」「エンターテイメント」「スポーツ」と、ユーザー定義文を登録する「お気に入り」という5種類のカートリッジを用意している。
対応OSはWindows XP、対応ウェブブラウザはMicrosoft Internet Explorer 5.5(SP2)以上。さらに最新版のMacromedia Flash Playerを必要とする。IMEとしてATOKを使用する場合はATOK16以降が対象。
同社は、モジットのユーザーにアンケートを実施し、製品化へ向けて改良していく予定である。
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