アップル、ポッドキャスティングを実装したiTunes 4.9を提供開始

藤本京子(編集部)2005年06月28日 23時35分

 アップルは6月28日、デジタル音楽ソフトウェアの最新バージョン「iTunes 4.9」において、ポッドキャスティング機能を実装すると発表した。これにより、iTunesを通してポッドキャストの検索や管理、無料購読などが直接行えるほか、コンピュータ上やiPodにポッドキャストを取り込むことが容易にできるようになる。

 iTunes 4.9のMac版は、同日より日本のアップルiTunesサイトからダウンロード可能だ。Windows PC用のiTunes 4.9についても、近日中にダウンロード提供される。

 iTunes 4.9には、新しくPodcast Directory(ポッドキャスト ディレクトリ)が加わり、3000以上の無料オーディオ番組が掲載されている。この中には、ABC NewsやBBC、Disney、Newsweekなどのほか、米国ラジオ局の番組も含まれている。

 米AppleのCEO、スティーブ・ジョブス氏は、「ポッドキャスティング機能をiTunesに実装することで、Appleはポッドキャストのさらなる普及に貢献する。ポッドキャストは次世代のラジオとも言うべきものだ。ユーザーは3000以上のポッドキャストを無料で購読し、番組が更新されるたびにインターネットを通じて自動的に自分のコンピュータやiPodにポッドキャストのコンテンツを取り込むことができる」と述べている。

 iTunes 4.9では、ポッドキャストの検索が容易にでき、新しいエピソードが出ると自動的にコンピュータにコンテンツがダウンロードされる。コンピュータにiPodをつなぐと、Auto-Sync(オートシンク)機能によりポッドキャストが自動的にiPodに取り込まれる。複数のポッドキャストを定期購読している場合でも、iTunesを使ってエピソードと日付別に整理し、一覧できる。

 また、デジタル音楽プレイヤーの本体となるiPodには、ポッドキャストのブックマーク機能をはじめとするポッドキャストメニューが新たに加わる。ポッドキャストメニューは、無料でダウンロード可能なiPodソフトウェアアップデートに含まれ、iPodページ上にて同日より提供される。クリックホイールを備えたすべてのiPodとiPod miniが対象となる。

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