Microsoftは米国時間24日、次期バージョンのInternet Explorer(IE)と来年登場予定の次期Windows「Longhorn」に、RSSサポート機能を組み込むことを明らかにした。
MicrosoftのGary Schare(Windows部門戦略製品管理ディレクター)は、「われわれは、RSSが今後のインターネットのカギを握る技術になると確信している。そのため、LonghornではOS全体にRSSを統合していく」と語った。
同社はまず、Internet ExplorerにRSSサポート機能を追加し、ブックマークを選ぶのと同じような手軽さでRSSフィードを購読できるようにしていく。こうした機能はすでにFirefoxには搭載されており、またApple ComputerもMac OS X 10.4 「Tiger」の「Safari」ブラウザでRSSをサポートした。
Schareによると、同社はLonghornおよびWindows XP向けのそれぞれのIE 7に、RSSサポート機能を組み込むという。Windows XPおよびLonghorn版のIE7は、どちらもテストバージョンが今年夏に登場すると見られている。
既報の通り、MicrosoftはRSSの仕様を拡張し、順番付きリストをサポートするよう提案を行っているが、これが実現すれば、電子商取引サイトなどが頻繁に更新されるベストセラー商品の情報を簡単に配信できるようになる。
さらに、MicrosoftはLonghorn全体でRSSをサポートするため、Longhornで動作する各プログラムは、特に書き直さなくてもRSSのメリットを享受できるようになる。たとえば、カレンダープログラムでは対応フォーマットで送信されるスケジュールリストをRSS経由で取得できるようになる。
Microsoftは、Internet Explorerだけでなく、他のブラウザやどのWindowsプログラムからも利用できる、共通のフィードリストおよび共通のデータ保存形式の実装を計画している。
「われわれが、RSSの素晴らしい活用法をすべて考え出すことは不可能だが、しかし大勢のアプリケーション開発者ならそれができる」(Schare)
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