Windows Serverの次期バージョンは2007年以降に登場する予定だが、Microsoftは同オペレーティングシステムのベータ版を今年夏にリリースすると、米国時間16日に明らかにした。
同社の広報担当者はこのベータバージョンの具体的なリリース日を明かさなかったが、しかしMicrosoft Webチャットのモデレーターは15日に、同社では8月にBeta 1について説明するチャットを計画していると語った。Microsoftは今夏にLonghornデスクトップバージョンのベータもリリースする。こちらの完成版は来年後半に発売される予定だ。
Microsoftの関係者は3月に、同社がLonghorn Serverのベータを年内に予定していると述べていたが、ただし詳細な情報は明らかにしなていなかった。
Windows Serverの開発責任者であるBob Mugliaは以前、Longhorn Serverではいくつかの点が変更されると述べていたが、重点の1つはウェブサーバやファイルサーバ、プリントサーバなど、サーバが果たす具体的な役割に合わせてOSを調整しやすくすることだ。Microsoftでは、これらの変更によって同OSがさらに使いやすく安全になると期待している。
Mugliaは、他に計画されている変更点として、ターミナルサービスや権利管理機能の改善、システム再起動の必要を減らすための管理機能の新規追加や変更などを挙げた。
Mugliaは15日のウェブチャットで、Microsoftが何らかのタイミングで、サーバ用OSの家庭向けバージョンをリリースすることも検討しているとの可能性を示唆した。
「われわれは常に、サーバ技術を別の分野に応用できる新たなチャンスを探している。そして、家庭がわれわれや他の多くの企業の注目を集めるエキサイティングな新分野であるのは間違いない」とMugliaは述べている。「ストレージや複製、管理といった素晴らしい技術の多くは、家庭でも非常に役立つだろう。多くの人々がSmall Business Serverを家庭でインストールしており、それらはきちんと機能している」(Muglia)
Microsoftの広報担当者は、家庭用サーバの計画について、それ以上のコメントを差し控えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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