NECとNECマグナスコミュニケーションズは6月8日、テレビ放送番組とインターネット情報の同時表示・連携表示を可能にする次世代セットトップボックス「楽ビジョン」を製品化し、CATV事業者向けに販売活動を開始した。
従来のセットトップボックスは、テレビ放送番組とインターネット情報の表示を切り替えて利用しなければならなかった。楽ビジョンでは、同一画面で両方を表示できることに加え、連携表示にも対応しているため双方向性を活かした番組作りにも活かせる。
活用方法としては、単純なテレビ番組視聴とインターネット情報表示の並行利用だけでなく、番組内容と連動したウェブコンテンツへの誘導や番組放送中に緊急告知やニューステロップを、インターネット情報として配信することなどを挙げている。
また電子メールの利用やテレビ電話としても使用できる。テレビという身近なものを利用して、利用者に負担のかからない簡単な操作で確実な情報の送受信が行えるのが特徴だ。
同社は今後3年間で80万台の販売を見込んでいるという。
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