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目指せ起業家!ネットベンチャーの雄が仕掛けるコンテストに迫る - (page 3)

インタビュー:西田隆一(編集部)
構成:木原美芽
2005年07月05日 17時00分
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--Bコースは起業家育成というより、普通の増資のようにも見えます。

 世の中には、ビジネスをスタートさせたはいいが、まだプレレベニュー(売上が発生していない状態)の会社はたくさんあります。何とか創業したものの、資本金はせいぜい1000万円、場合によっては100万円という会社もあるでしょう。こういった状況だが、さらに資金があれば伸びる可能性があるという会社が対象です。

 売上がゼロの段階では、ベンチャーキャピタルはなかなか出資してくれません。ですから今回のコンテストでは第一次増資に行く前の、創業期直後ラウンドという企業に、参加してもらいたいですね。

--2005年現在、起業するタイミングとしてはどんな状況なのでしょうか。

 期待先行型だったネットバブル期は、市場がまだ未成熟で、説明のつかないバブルでした。現在は、黒字化した会社も多く、株価も安定し、非常にまともなバリエーションになってきたと思います。それに呼応するように、未公開会社のバリエーションも、ある程度説明がつく段階になってきたと考えています。

 3、4年前に比べると、インターネット分野は随分「できあがった」世界になってきましたが、ブログやRSSのように新しい分野やすき間がまだまだ出てきていますから、創業チャンスはあると思います。

--日本におけるベンチャー起業家が生まれる土壌に、変化が起きているように感じますが、どういった人が起業家として向いているのでしょうか?

 自分に自信がある人でしょうね。従来はビジネスプランありき、が正しい起業家スタイルだと言われてきましたが、今は、起業家というライフスタイル、キャリアスタイルに憧れるのが最初に来て、それからビジネスプランを考えるという人も多数います。

--この変化の背景には何があるのでしょうか。

 まず成功例、ロールモデルが出てきたということ。ライブドアの堀江さんや楽天の三木谷さんは、その最たるものと言えるでしょう。

 さらにファンダメンタル的に見ると、新興市場が生まれたという側面があります。ナスダックジャパン(元ヘラクレス)やマザーズの役割は非常に大きかった。若くても、株式市場を利用して急成長する企業を経営できる仕組みを作ったわけですから。そういう意味で、ナスダックジャパンを持ってきた孫(正義)さんの功績は大きいでしょうね。

 結局株式市場の役割とは、伸びる産業に資金を供給するのが根本ですよね。昔の日本は、伸びる企業に資金を供給できない閉鎖的な市場でした。それが5年前から急に変わったわけです。そういう風に新陳代謝するというのは、日本経済において非常に良いことだと思うんです。

--最後に、応募される方へのアドバイスをお願いします。

 勘違いしないでいただきたいのは、先ほども申し上げた通り、3000万円は初期金額であるということ。この金額はあくまでビジネスモデルの証明資金であって、それができた後は、アクセルを踏むために増資を受けると考えて下さい。それを念頭に置いたビジネスプランをお待ちしています。

 また、できればチームで応募いただくと、より点数が高くなります。一人での応募ですと、チーム組成のリスクまで背負って投資することになるからです。

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