ターボリナックスは5月18日、教育機関や企業向けに新たに開発した中古パソコン専用Linux「Turbolite 2005」の提供を開始すると発表した。
Turbolite 2005の特徴は、中古パソコン専用という部分である。性能の低いPCでもストレスのないインターネット・アクセスを可能にするよう、動作を軽くした。ウェブブラウザやメールソフトだけでなく、Flashコンテンツや動画のストリーミング再生も視野に入れている。「Turbolinux 10 Desktop」をベースに開発した。
動作環境は以下の通り。CPUは、デスクトップPCの場合が500MHz(推奨600MHz)、ノートPCが700MHz(推奨750MHz)。メモリはデスクトップPC、ノートPCともに64MB(推奨128MB)。動作のために必要な性能が低いため、中古パソコンなど旧式PCを使い続ける需要に適する。
Turbolite 2005は、リサイクルPCを販売する同社のパートナー企業から提供する。例えば、アットマークベンチャー、クリエイティブソリューション、ソルダム、ディックル、マイクロソリューション、ユーリテクノスなどが販売窓口となっている。
同社は「パソコンのリサイクル利用の社会的意義は今後高まっていく」と予想しており、今回のOSを採用するユーザーが増えることを期待している。マイクロソフトも同様のコンセプトを持つOSの開発を発表しており、リサイクルPCをめぐる各企業の動向が激しくなりつつある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス