Xbox 360のお披露目となるMTVの特別番組が先週収録されたが、その現場には200人余りが立ち会っていた。彼らには目にした機密を漏らさぬよう要請があったが、当然ながら、そのうちの何人かは秘密を漏らさずにいられなかった。
Microsoftにとっては残念なことだが、彼らはデジタルカメラを用意し、米国時間12日に正式発表されるXbox 360の写真を撮影していた。同製品の写真の1枚からは、先に撮影された複数の写真の信ぴょう性が確認された。それらには、凸型に近い現行Xboxの上に収まるような凹形に近いシルバーの本体が写っていた。
この写真からは、いわゆる「光の輪」の存在も確認された。光の輪とは、大振りな電源ボタンの周囲をLEDが取り囲んでいることを指す。また本体側面には、64Mバイトのメモリカードと40Gバイトのハードディスクが収まる2つのスロットがある。
流出したスナップ写真には、Xbox 360本体のほかにコントローラを含む3つの周辺機器も写っていた。このうち、コントローラはMicrosoftが関与するティーザーサイトのOurcolony.netが「流出させた」写真と明らかに同じものだった。同サイトは先ごろ、コントローラの詳細が分かる別の写真も公開した。そこには、数カ月前に流出したのと同じXboxの新しい球状のロゴが写っていた。また、本体底面には充電ポートのようなものも写っている。
流出した写真には、Xbox 360の周辺機器として、コントローラ以外にワイヤレスヘッドセットとEyeToyのようなカメラが写っていた。後者は、Microsoftのコーポレートバイスプレジデント兼チーフXNAアーキテクトであるJ. Allardが昨年のE3でコメディアンのJenny McCarthyと雑談したときに言及された周辺機器を思い出させる。これを使えば、Xbox Liveの加入者は相互にビデオチャットができるようになる、という話だった。
収録会場から流出したもう1枚の写真には、Xbox 360用のDVDリモコンが写っていた。ここではXboxの球状のロゴが確認できるほか、Windows関連の何らかの機能が用意されていることもうかがえる。従来のX/Y/A/B配置のボタンの真下に、独特のWindowsロゴの付いたボタンがある。Microsoft会長のBill Gatesによる先のコメントを考えると、このロゴはWindows Media Center機能を搭載するXbox 360も用意される可能性が高いことを示している。
Xbox 360の筐体
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コントローラのクローズアップ
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DVD用のリモコン
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この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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