アドテックス(黒瀬克也社長)は、省スペースながらテラバイト超の大容量を実現したデスクトップ型ストレージの新製品「ArrayMasStor Q」を5月中旬から出荷開始する。価格は、初年度オンサイト保守料金を含んで34万8000円(ダイレクト価格:消費税別)から。
同社製デスクトップ型ストレージ「ArrayMasStor J」シリーズの後継機種で、SATA(シリアルATA)ハードディスクを4台実装。費用対効果に優れ、省スペースながら最大1.6TBの大容量を実現した。
製品の心臓部ともいえる「RAIDコントローラ」には、同社が開発した最新コントローラ「Q-ENGINE(Qエンジン)」を搭載し、実効速度で書き込み100MB/Sec、読み込み130 MB/Secと、従来製品「ArrayMasStor J」シリーズと比較して4倍以上の性能向上を実現している。ホストインターフェイルには「Ultra160 SCSI」を1本備え、また構成監視用にネットワークインターフェイスを装備し、遠隔監視のニーズにも対応した。
さらに「ArrayMasStor Q」の独自機能として、3台のハードディスクに同じデータを記録し、データバックアップを3重に行う「1on3ミラー機能」を実装。万一のデータ消失の危険性に対して、より高い信頼性を必要とされる環境でも安心して利用できる。
同社では、小規模オフィスや部門サーバーなど、毎年増え続けるデータの管理に省スペースで対応したいユーザーや、デスクトップ環境で動画やCADデータなど大容量データの編集作業を行うユーザー、近年アナログからデジタル化が進み、需要が急増している監視システムや医療画像といった市場に対して販売を行っていく考え。また、産業用システム向けなど大口のユーザーに対しては、専用RAIDコントローラ「Q-ENGINE」のOEM供給による販売も積極的に推進していく。
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