アップルコンピュータは27日、Mac OS Xバージョン10.4「Tiger」を搭載するPower Mac G5シリーズの最新モデル3機種を発表した。
このうち、最上位の2.7GHzモデル(2.7GHz PowerPC G5チップを2基搭載)には、新たに2層記録式に対応した高速の16X SuperDriveが搭載された。またATI Radeon 9650グラフィックスカードを搭載することで、30インチCinema HD Displayをオプションの追加なしで利用できるようになった。
「Power Mac G5は、高いバンド幅、演算能力を必要とするアプリケーションを利用されるハイレベルなお客様に、究極の性能を提供し続けます。デュアル2.7 GHz、64ビットG5プロセッサ、独立した2基の1.35 GHzフロントサイドバス、ATI Radeon 9650グラフィックスカード、2層記録式16X SuperDrive、そしてMac OS X Tigerを搭載した、新しいPower Mac G5は、我々がこれまでに発表した中でも最も強力かつ進化したMacです」と、同社のPhil Schiller(ワール ドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント)は声明のなかで述べている。
今回発表になった3モデルの主な仕様は下記の通りで、いずれも発売は28日からとなる。また、現行のエントリーモデルである1.8 GHzシングルプロセッサ搭載Power MacG5も引き続き販売される。
一方、Cinema Displayについては、20インチモデルが9万4290円(税込販売価格)に、また23インチのHDモデルが17万8290円(同)にそれぞれ引き下げられた。さらに、30インチApple Cinema HD Displayは新発売のデュアル2.7GHz Power Mac G5および1.67GHz 17インチPowerBookと直接接続できるようになった。
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