Microsoftが米国時間18日、次期「Visual Studio」「SQL Server」の最新ベータ版を発表した。同社によれば、開発者はこれらを利用して構築したビジネスアプリケーションを実稼働状態にすることができるという。
Microsoft Developer Network(MSDN)のサブスクリプション会員は、「Visual Studio 2005」のベータ第2版と「SQL Server 2005」のCommunity Technology Preview(CTP)4月版にアクセスすることが可能だ。両製品ともは、今年後半に完成する予定で、相前後して出荷される予定だ。
SQL Server 2005のプレビュー版には、正式出荷時に予定されているすべての機能が搭載されている。プロダクトマネジメント担当ディレクターTom Rizzoによると、同社では当初の予定通りに同製品のベータプログラム第3版をリリースするのではなく、製品が完成するまで6〜8週間ごとにアップデートをリリースしていく予定だという。
Microsoftは、今回発表された両製品のベータ版について、「Go-live license」をオプションとして提供している。Microsoftは通常、ベータ版に対する正式なサポートをしないため、開発者はベータ版を使用して作成したアプリケーションを一般に公開することはできない。
Microsoftは、ライセンスが変更されたうえ、コードの品質も高いため、5万人程度のユーザーがVisual Studio 2005や、(Visual Studioで作成したソフトウェアを動作させるのに必要な).NET Frameworkのベータ版を使って、アプリケーションを稼働させるだろうと予測している。
「これは、名前に『2005』と入る各製品の動きを見る初めての機会だ」と、同社開発部門でプロダクトマネジメント担当ディレクターを務めるJohn Montgomeryは述べた。
これら製品のリリース時期は、当初の予定より延期されている。また、SQL Serverの大型アップデートは5年間行われていない。Rizzoはこの点について、今後はより頻繁に大型アップデートをリリースしていきたいと述べた。
Rizzoによると、製品のリリース時期が延期されたからという理由で、他のデータベースに乗り換えると言い出したユーザーはいないという。「多くのユーザーがSQL Server 2005を切望しているのは確かだ。取り組み甲斐のある製品だ」(Rizzo)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス