Microsoftが、データベース「SQL Server 2005」(開発コード:Yukon)の新しいテストバージョンと、無償マネジメントツールのプレビュー版を発表した。
同社は米国時間3日、「SQL Server 2005」のCommunity Technology Preview(CTP)第2版をリリースした。より多くのユーザーが利用できる第3版は、来年早々にもリリースされる予定だ。同データベースの最終製品は、来年の夏に発売される。
当初の計画では、同製品は今年の夏に発売される予定だった。しかし、今年3月にMicrosoftは、発売時期を来年後半に延期する決断を下している。
CTPの第2版では、「SQL Server 2005 Analysis Services」と「Integration Services」ソフトウェアに64ビット環境をサポートする機能が追加されている。
また、Microsoftは新しいマネジメントツールである「SQL Server 2005 Express Manager」のプレビュー版も発表した。SQL Server 2005 Expressは、比較的簡易なアプリケーション向けに開発されたデータベースで、Microsoftから無償提供される。
同マネジメントツールもMicrosoftから無償で提供される。これを使うと、「SQL Server 2005 Express」「SQL Server 2000」「SQL Server 2000 Desktop Engine」の管理作業が簡素化される。
10月にMicrosoftは、SQL Server 2005の最終出荷日について、フィードバックの状況次第だと述べた。同社シニアバイスプレジデントのPaul Flessnerは10月にベータテスト参加者に宛てた書簡のなかで、ユーザーやパートナーからフィードバックがどれだけ集まるか、またデータベースをどれだけうまく展開できるか、など、さまざまな要素が最終製品のリリース時期に影響すると述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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