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マイクロソフト、Longhornの先行デモをスタート - (page 2)

Ina Fried(CNET News.com)2005年04月15日 17時16分
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製品名はどうなるのか

 Longhorn発売のタイミングについて、Allchinは、開発作業がほぼ予定通りに進んでいると述べた。Microsoftは昨年秋にLonghornの発売延期を明らかにした際、新しい予定の概略を示していた。開発者向けのプレビュー版のアップデートは、今月末にシアトルで開かれるWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で配布されるという。Microsoftはまた、今年半ばまでに最初のベータ版のリリースを狙っているが、ただし新しい公式スケジュールでは「夏の前半」となっていることから、このリリースは7月になる可能性がある。 さらに、2番目のベータ版リリースも計画されているが、具体的な日取りは決まっていない。そして最終的には、製品の発売を来年の年末商戦に間に合わせるという目標が出されているだけだ。

 Longhornは32ビット版と64ビット版の2つが用意されるとAllchinは述べた。

 Longhornの詳細については、すでに決定していることも多い一方で、正式な名称などいまだに決まっていないものもある。Microsoftはまもなく別のバージョンを用意するかどうかを決めることになっているが、しかしその結果が発表になるまでにはしばらくかかりそうだ。たとえば、LonghornバージョンのMedia CenterやTablet PCを別に用意するかどうかの判断はまだ時期尚早だと、Allchinは述べた。

 Microsoftは、Longhornについてかなり早い時期から話をしてきており、同社会長のBill Gatesが最初にデモを行ったのは、2003年10月に開かれた開発者会議でのことだった。この時のMicrosoftは、新OSのなかでも「目に見えない部分」--とくに、新しいファイルシステム「WinFS」やWebサービスのアーキテクチャ「Indigo」、そしてプレゼンテーション用エンジンの「Avalon」に焦点を当てていた。

 それ以降、MicrosoftはLonghornの仕様に大幅な変更を加えてきており、昨年には「WinFS」を搭載しないと発表するとともに、「Indigo」と「Avalon」についてはWindows XPでも利用できるようにするとしていた。

 Allchinは、Longhornの開発に関する優先順位について、1番が品質の確保で、2番目が予定通りに出荷することだとし、たくさんの機能を盛り込むことは3番目になると述べた。その結果、Microsoftが品質面の懸念からLonghornの発売時期を遅らせることはあっても、特定の機能を搭載するためにリリース時期を先送りする可能性は少ない。これはつまり、スケジュールに遅れが出た場合、さらに削られる機能が出てくるということだ。

 Windows XP Service Pack 2の場合もそうだったが、Microsoftではセキュリティの改善が開発の最重要事項になっている。そして、Longhornの場合には、ウイルス対策ソフトウェアの開発以上に、コンピュータを攻撃に対して無防備な状態にしてしまう振るまいを変えることに力を入れている。たとえば、現在のコンピュータはほとんどが管理者モードで動作しており、簡単に新しい機能を追加したり、その他の変更を行えるようになっているが、このせいで悪質なソフトウェアによる重大な変更も可能になってしまっている。

 Microsoftは、Longhornでこうした部分を改め、ユーザーのパーミッションを可能な限り低く押さえた状態でコンピュータが動くようにする。これにより、管理者モードで動かせるのは、本当にその権限を必要とするプログラムだけになる。同社はInternet Explorer(IE)についても同様の変更を計画しており、外部サイトに与えるアクセス権限のレベルを下げて、悪質な攻撃の可能性を押さえようとしている。

 またMicrosoftでは、ノートPCでの使い勝手の改善にも力を入れている。高速起動オプションや外部ディスプレイのサポートによって、OSを含むPC全体を立ち上げなくてもスケジュール情報が見られたり音楽が聴けるコンピュータをこれまでより簡単につくれるようになる。また、職場や家庭でネットワークに接続する際の手順を簡単にし、しかもコーヒーショップなどでWi-Fiネットワークにアクセスする時には他のコンピュータから見えないようにする機能も追加される。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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