ウィルコムとウィルコム沖縄は4月13日、他社PHSユーザーが同社に乗り換える場合、長期利用割引の引き継ぎや契約事務手数料を無料化するという優遇策を実施すると発表した。
優遇策は、4月15日から6月30日までの期間に、他社のPHSユーザーが新規契約を行った場合に適用される。本来必要な契約事務手数料2700円を手続き終了後にキャッシュバックする他、これまで利用していた他社での契約期間をウィルコム利用期間に含め、長期利用割引を実施する。
利用期間は直近3カ月の他社請求書を提出することで確認され、全て年単位に切り上げられる。契約期間が確認できなかった場合でも2年目の契約として扱われる。また、電話番号に関しても下4桁を指定できるサービスが存在するため、以前から利用している番号に近い電話番号で契約できる可能性が高い。
PHSサービスは、アステルグループが次々と撤退し、NTTドコモも新規契約を打ち切っているため、国内で全国展開を続けている事業者はウィルコムのみという状況だ。ウィルコムでは今回の優遇策について、「PHSのさらなる普及発展を目指すわが社としては、今後も多くのユーザーに継続してPHSサービスを利用してもらう環境を提供したい」としている。
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