Longhornは本当に売れるのか--マイクロソフトに苦戦の予想 - (page 2)

OSをリリースしてだれも飛びつかなかったらどうなるのか

 Windows XPが2001年にデビューして以来、その周辺には多くの変化が起こった。ワイヤレスネットワークがさらに普及し、Bluetooth搭載デバイスも一般化した。フロッピーディスクは、USB接続フラッシュメモリドライブなどのポータブルストレージデバイスに取って代わられたが、それに伴い特有のセキュリティ問題も生じている。

 それでも、Windows XPは昨年デビューしたService Pack 2によって特に安定度が増しており、また近年Tablet PCやMedia Center OSなどのバージョンでも複数のアップデートが出されていると、アナリストらは指摘する。

 Yankee GroupのアナリストLaura DiDioは、「『明日にでもLonghornが必要だ』という声は聞かれない」と述べている。

 Microsoftはここ数カ月間、Longhornに関して沈黙を続けているが、この点も同OSを性急に求める声があまりないことに関係があるのかもしれない。Longhornの詳細も一部が明らかになってきたが、Microsoftが同OSのセールスポイントにしようとしているものを解明するにはあまり役立っていない。

 Microsoftは、Windows Server 2003 Service Pack 1と同じコードを、Longhornに使っている。このことから、Windows XP Service Pack 2で実現されたセキュリティ強化や、Windows Server 2003 Service Pack 1と同時に来月デビューする64ビットチップのサポート追加も活用できるようになる。

 同社は、Longhornで計画する2つの重要な技術--プレゼンテーションエンジンの「Avalon」と、Webサービスアーキテクチャの「Indigo」を先行公開している。Indigoは、プログラムによるデータ共有を簡略化するためのもので、Avalonは視覚的に魅力的なプログラムを実現するものだ。しかし、両技術の長所を活用するソフトの大半は、Longhorn登場後しばらく経ってから市場に出回ることになる。

 MicrosoftはLonghornの出荷までに、Internet Explorerの新バージョンを用意する予定だが、同社は先月、IE 7をWindows XP向けに投入することを明らかにしている。同社はそれまで、OSのアップグレードに合わせてブラウザのアップデートを行うとの方針を維持していた。

 Microsoftは、デスクトップ検索機能をLonghornに搭載するかどうかに関して、詳細をまだ明らかにしていない。だが、GartnerアナリストのMichael Silverによると、これが必須要件であることは明らかだという。

 「デスクトップ検索機能がLonghornに搭載されなければ、ユーザーはサードパーティの製品を探さなければならない」と同氏は述べ、Apple Computerが今年出荷予定の次期OS「Tiger」に重要なデスクトップ検索機能を搭載する点を指摘した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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