実証実験では、前ページの小型リーダーのほか、大型のリーダーや、PDAタイプのユビキタスコミュニケータも使われた。
実験は順調に進み、流通過程においてはほぼ実用化が可能だという。実用化に向けての課題としては、タグなどの費用をどこが負担するかといった問題や、タグを廃棄する際の扱い、また、医療機器や薬品への影響を確認する必要があるとしている。ただし、今回使われたタグの電波の出力数は、携帯電話(最大出力800ミリワット)の数分の1となる100ミリワットで、「影響はないと思われる」(中島氏)という。
今後は流通過程のみならず、カルテとの連携も図り、患者のアレルギーチェックや、投与間違い防止などにも役立てるよう、実験を続けるとしている。
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