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HP、サーバ向けに2.5インチHDDとiSCSI対応ネットワークカードを採用

Stephen Shankland (CNET News.com)2005年03月18日 18時42分
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 米Hewlett-Packard(HP)のサーバ部門は今週、ストレージ分野における2つの取り組みを開始した。1つは、より小型サイズのHDDの採用、2つ目が、現在多くのSANで採用されている技術よりも、より主流になる可能性を秘めたストレージ向けのIPネットワーク技術である。

 今日、サーバに搭載されているHDDは3.5インチのサイズだが、HPでは5月にも新世代の2.5インチHDDの出荷を開始する計画だと、同社業界標準サーバマーケティング担当のバイスプレジデントを務めるPaul Millerが述べている。この新型HDDは、ノートPCで使われているタイプの2.5インチHDDよりもわずかに厚い。

 新型HDDの採用は、ユーザーが同一のサーバ内に2倍のHDDを収容できることを意味すると、Millerは説明する。これにより、パフォーマンスとHDD容量の両面での強化が期待できる。米Seagateとの提携で、HPは12カ月以内に同社サーバ製品ラインにおける新型HDDへの移行を完了させる計画だという。

 ストレージ容量の増加に対する需要はあると、Millerは述べている。ここ数年、HPのサーバ出荷台数は年率約20%のペースで増加し続けているが、それに内蔵されるストレージの容量は毎年2倍ずつ増加している。

 IntelのXeonやAdvanced Micro Devices(AMD)のOpteronといったx86プロセッサを用いた主力モデルについては、HPのProLiantファミリがサーバ市場のトップに君臨している。DellやIBM、そして新規参入組のSun Microsystemsの追撃をかわそうとしているHPにとって、新技術のすばやく取り入れることは重要なことだ。

 DellとSunの両社は、新型HDDへの移行予定についてコメントを控えている。IBMにもこの件に関するコメントを求めたが、回答を得られていない。

 HPはまた、3月末までに新型のネットワークカード搭載を開始する計画だ。これは、標準的なTCP/IPネットワークの通信だけでなく、iSCSIと呼ばれる技術を利用して、IPネットワーク上にストレージのデータを流すことも可能にするものである。このネットワークカードでは、通信チップメーカーの米Broadcomの技術を採用しているほか、ネットワークデータの処理を高速化するTCPオフロードエンジン(TOE)と呼ばれるハードウェアも搭載している。

 SAN(Storage Area Network)は、複数のサーバが同一のストレージシステムを共有することを容易にする。今日の多くのSANでは、ファイバー・チャネルと呼ばれるよりハイエンドな標準技術を用いている。それに対し、iSCSIは、すでにTCP/IPを用いており、それとは別個のネットワークを導入したくないと考えている多くのユーザー層に訴求するものとなる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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