IDCが米国時間14日に発表した調査結果によると、2004年第4四半期のストレージ用ソフトウェア市場は引き続き順調に推移し、売上高は前年同期比15%増の22億ドルに達したという。
同市場の通年の売上高は、前年比16.1%増の79億ドルだった。 IDCは市場の成長について、各企業が、規制に対応しようと、データの保護や管理に取り組んだ影響で、同市場への投資が増えたと説明する。
EMCは第4四半期に6億9300万ドルの売上を計上し、市場シェア31.7%を獲得した。同社が2003年に買収したLegatoからの売上が、引き続き同社の業績を支えている。
Symantecに統合される予定のVeritasは、21.7%の市場シェアを確保し、市場第2位の座に踏みとどまった。
第3位と第4位の座につけたのはComputer Associates InternationalとIBMで、それぞれの市場シェアは8.8%、8.2%だった。Hewlett-Packardのシェアは6.6%だった。
第4四半期に最も大きな成長を遂げたのはEMCとIBMだった。両社はそれぞれ前年同期比25.1%、16.7%増の成長を記録している。
同四半期に最も高い成長率を見せた分野はストレージリソース管理ソフトウェアだった。ストレージリソース管理ソフトウェアの売上は前年同期と比べ19.7%増加している。
バックアップ/アーカイブ用ソフトウェアの売上は同四半期に9.5%成長した。IDCによると、ストレージレプリケーションツールとファイルシステムソフトウェアも好調だったという。それぞれの売上は前年同期比17.2%、14.2%増だった。
IDCは、市場全体としてこの傾向が今後数年間続くと予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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