市場調査会社Jupiter Mediaが米国時間15日に発表した調査結果によると、2004年における着信音ダウンロードサービスの売上高は、前年と比較して2倍以上に増えたという。同社は、今後4年間で着信音ダウンロードサービス市場が大きく成長すると予測する。
同社によると、米国市場における着信音の売上高は、2003年が9100万ドルだったのに対し、2004年は2億1700万ドルにまで増加したという。
同社はまた、2009年には着信音の売上高が7億2400万ドルに達すると予測している。
携帯電話向けゲームの市場も成長し、今後も好調に推移する見込みだ。携帯電話向けゲームの売上高は2004年に、前年比300%増の7200万ドルにまで増加した。同社によれば、ゲームの売上は2009年には4億3000万ドルに達する見込みだという。これらの数字は、以前に行われたある調査の結果とも一致する。Strategy Analyticsは2004年8月に、世界のモバイルデータサービスの売上が2009年までに3倍に拡大するという予測を発表していた。
成長市場とはいえ、着信音やゲームの全売上高に占める割合は、携帯電話事業者にとっては微々たるものである。その理由としては、これらのアプリケーションを使える携帯電話端末の普及率が比較的低い点が挙げられる。Jupiter Mediaによると、携帯電話事業者が提供する個人向けサービスの全売上高のうち、着信音/ゲーム/メッセージングサービスを含むデータサービスの売上が占める割合は、たったの1桁台であるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」