Microsoftが廉価版Windowsのインドでの提供開始を延期した。
Microsoftは当初、今月末にもインドで「Windows XP Starter Edition」をリリースする計画をたてていたが、現在では6月のリリースを目指して開発に取り組んでいる。
同社は、声明のなかで「Microsoftでは、すべてのプロジェクトについて、社内的な開発スケジュールを設定している。他の企業と同じで、これは開発チームに対して方向性を打ち出すためだ。このスケジュールはあくまでも目標である。スケジュールよりも品質確保の方が常に優先される」と述べた。
Microsoftは2004年9月のプレスリリースでは「2005年の早い時期」に廉価版Windowsをインドでリリースすると述べていた。
Microsoftは、廉価版Windowsを投入する5番目の国としてインドを選んだ。同社は、ロシアでも同様の試みを行うと発表しており、タイ、インドネシア、マレーシアの各国向けにも同オペレーティングシステム(OS)を出荷している。
Windows XP Starter Editionはインド国内で発売されるエントリーレベルのPCだけにバンドルされ、小売店では販売されない。Starter Editionでは、一度に3つのプログラムしか起動できないなど、Windows XPの他バージョンにはない制限も設けられている。
Microsoftは、この取り組みを通して、ソフトウェアの違法コピーが盛んに行われている開発途上国において、マーケットシェアを拡大したいと考えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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