電子情報技術産業協会(JEITA)は3月15日、2005年1月期の移動電話国内出荷実績を発表した。移動電話の国内総出荷数は314万9000台で、前年同月に比べ5.6%増えた。前年同月比でプラス成長は13カ月ぶり。そのうち携帯/自動車電話が310万4000台(前年同月比5.8%増)、公衆用PHSが4万5000台(同6.3%減)だった。
携帯/自動車電話の前年同月比プラス成長も13カ月ぶりで、JEITAは増加の要因を「第2世代(2G)端末から第3世代(3G)端末への買い替えが加速しているため」とみる。
「2004年における2Gから3Gへの移行期を経て、1月期は本格的な3G普及期を迎えるターニングポイントとみられる。今後、縮小する新規加入に備え、電子マネーや音楽プレイヤーなどの3G新サービスによるさらなる買い替え需要の喚起を期待したい」(JEITA)
1月の契約数をみると、移動電話全体の純増数は9万2300台で、前月に比べ79.8%減った。累積契約数は9027万9400台となり前月比0.1%増。そのうち携帯電話の純増数は29万900台で前月比42.4%減。累積8577万4700台で同0.3%増。一方、PHSは同月に解約が19万8600台あり、累計450万4700台(同4.2%減)となった。
また、携帯電話のIP接続サービスは同月に33万3300件の契約を獲得し、増加数は前月比35.3%減。累積実績は7388万7900件で前月比0.5%増となった。IP接続加入率は86.1%。
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