今回も春休みの話題から。春休みは夏休みと同様長い休暇で、学生は国内や海外に飛び回る時期だ。夏と違う点は、旅費が比較的安いこととスキー旅行へ行くことができるようになることだ。以前の温泉旅行を紹介した記事では、5人中2人がノートパソコンを持ってきたと紹介した。荷物も多くなるスキー旅行にはさすがに持ってこないだろうと思うが、それでも決して持ってこないとは言い切れないところがSFCの学生のイメージだ。
スキー旅行へ持って行くデジタルガジェットは、普段の生活とはあまり変わらない。ノートパソコンはともかくとして、デジタルカメラ、iPodなどのミュージックプレイヤー、ケータイ、USBメモリなど。USBメモリは何に使うのかわからないがいつも持っているから持ってきたという感覚で、それ以外のモノはSFCの学生でなくても持ってくる範囲のものだと思う。
スキー場のゲレンデでこういったツールを使う場面に来たとき、あまり気にしないようなことが気になり始める。まずは防水性能だ。せっかくなのでゲレンデでも写真を撮りたい、とウェアのポケットにデジタルカメラを入れて行くが、スキーやスノーボードの腕前によほど自信がある人でなければ、いつ転んでびしょびしょになるかと冷や冷やするし、転んだ衝撃で壊れてしまっては困る。
そうでなくても雪が降っていればカメラをむき出しにして撮影するのは心配だ。普段の利用ではメタル調で小さくてスマートなボディに惹かれるデジタルカメラも、スキー場ではホールド性がよくてレンズが突き出さないタイプの製品の方が安心して使える。
また、ケータイはグループでスキー場へ行ったときには必須のアイテムで、待ち合わせの確認に威力を発揮する。これもゲレンデに持って行くことになるが、デジタルカメラと同様に防水は気になるところだ。特にケータイは水没サインがついていると保証が受けられなくなるので日ごろから水気から遠ざけるようにして使っている。それだけに、例えばボタンの継ぎ目から浸水してしまわないか気がかりだ。ディスプレイを外側に向けた状態で折りたたみ、ボタンを隠した状態で通話できる端末があれば何となく安心だし、タッチパネルで操作もできればなおよい。
バッテリーも気になるところだ。ほとんどのデジタルガジェットに採用されているリチウムイオン電池によって、それまでの充電池のような寒冷地で電池のもちが極端に悪くなることはなくなったが、それでも残量が少ないときは使えなくなることがある。いずれにしても冷やさないようにしておかなければならないのは確かだ。
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